Astro-note

探索用星読みノート。過去現在未来と限りないホロスコープの宇宙を彷徨います。

1961年のグレコンが気になった

今日で太陽山羊座の季節も終わり。

そしていよいよ冥王星水瓶座に移動する...

ダメ押しでもう一回、山羊座に戻ってくるけれど、
太陽とのコンジャンクションは今回が最後...

そんなわけでここ最近は冥王星山羊座イングレスチャートまで遡ってみたり、

いつにもましてふりかえり感が強かったわけ。

 

今朝目が覚めてふと、前々々回のグレコンが気になった。

つまり今回の2020年水瓶座⇨2000年牡牛座⇨1981年天秤座の前、ってこと。

1961年2月19日、山羊座での木星土星の大会合、である。

ちょうど前の年生まれの方のチャートを読ませていただく機会があり、

その方は射手座木星山羊座土星という、これまた強力そうなドミサイル。

その配置、ついこの間我々も体験したばかりだったなと感慨深く。

あ、てことは次の年が山羊座グレコンじゃないか、と、今朝起き抜けに1961年生まれの有名人を検索したりしてた。

なぜかワインのビンテージと関連づけられてまとめられてるところも山羊座っぽい。

1961年生まれ(今年63歳の誕生日)の芸能人・有名人【ワイン専門店LoveWine】

 

小学生の頃にハマったあの大物グループのギタリストも名を連ねる、そうそうたる顔ぶれ。

ダイアナ妃は生きていたらオバマさんと同い年だったのかー...とか。

獅子座はちょっとクセが濃すぎるなぁとか。

でも1961年で調べてはみたけど、がっちりグレコンから1ヶ月ほどで、木星水瓶座に抜けていく。

1960年も調べてみようと大幅に脱線...ひたすらテレビつけっぱなしな世代って感じ。

時間泥棒だな、こりゃいかん。

 

さて本題に(?)戻って、グレコンチャートを見てみようか。

東京でのチャートだけど、私のネイタルのASC-DSCと、丸っと入れ替わっている。

グレコンチャートの木星-土星は10ハウスで、私のネイタル太陽は10h、
そりゃぁその呪縛からなかなか抜け出せないよ。

と、言い訳しても仕方ないが、ちょっとこれも見てほしい。

1981年のグレコンチャート。すごいな、1/1だったんだ。

ASC山羊座で太陽と水星も山羊座10度でコンジャンクションしてグレコンとタイトな数エア。

山羊座=地の時代はまだ健在だぞと言わんばかり。

あるいは太陽と水星の数え度数としては11度で、火星が一足先に水瓶座入り、冥王星も天秤座でカルミネート。風も負けてはいない。

そういえばこの年は昭和56年で「五六豪雪」だったのだそうだ。

 

と、生まれる前のチャートなんかいつまでも気にしてたって仕方ないんだろうけど、

社会天体&キロン&トラサタ克服と攻略のための鍵もありそうだ。

問題を複雑にしているのは自分説もあるけど、それもグレコン生まれだから仕方ない。

まぁもう少し俯瞰したところから、二つのチャートを見比べてみる必要はありそう。

...長くなりそうだな。

 

●大会合のハウス

1961年は10ハウス(「山羊座的」な場所!)で、1981年は9ハウス。

完成したかと思いきや次のフェーズに進むのではなくて、もっとそのステージで広げていこうという、安心安全優先の空気。ちょっと臆病風が吹いている感じよね。

10ハウス=山羊座=土星、9ハウス=射手座=木星のせめぎ合いみたいな雰囲気も。

そこ=既存の社会意識から抜けてくのも大きなテーマ。

 

●キロンの考察

1961年のキロンは太陽と水星(逆行かつデトリメント)コンジャンクション

11ハウス=水瓶座的な場所にあって、未知の領域に進んでいこうとする意図も技術もあるはずなのにできなかったのは、その前の世代や戦争から引きずってるトラウマがそれを阻んでいたのだろうか。

1981年のキロンは4h牡牛座。それこそが一般化の罠ではあるかもしれないれど、まぁ自分に自信がない世代だよねぇ。

ちなみに1961年のGCチャートでは1ハウスに牡牛座がインターセプト

ルーラーの金星は12ハウス牡羊座で月とコンジャンクション

自分の価値というものは実は傷つけられたわけではないのだけれど、集合意識に捧げられていたというか、その流れに乗っかっちゃったら「自己価値」について考えることがむずかしかったのかもしれない。

さて1981年の金星は12ハウス射手座、あと6度で海王星コンジャンクション

「自己価値」について多くの人が考え出す、未知の未来の夜明け前。

 

天王星海王星

1961年の天王星は5h&獅子座でWデトリメントの逆行、海王星蠍座で逆行。

天王星の「革命」的なイメージは、実は土星を下地に少しずつ変革していくもの。

実は海王星のイメージと誤解されてるのかもしれないなと、このチャートを見て思った。

獅子座と蠍座はスクエア。天王星は少しずつ改革していきたいのに、獅子座だからなんだか動きがおかしくなる。そして蠍座海王星という濁流のような配置こそ、日本の「高度経済成長期」(1955~1973頃)を現してるんじゃなかろうか。

1981年になると、天王星はその蠍座にようやく追いつき、少し先を行く射手座の海王星がやたらにのこしていった爪痕を整備していってる。

あれ、天王星海王星のイメージ、逆転してしまいそう。

けれど、気づかれないように見えないように海王星が曖昧化してたキロンの傷の向いに天王星が来た時のショックは、それこそ雷に打たれたようなものだったのではないか?

水の中にいれば、みんなと同じ方向を向いていれば安全だと思っていたのに、陸地に上がる必要が出てきた。

他人から与えられた価値に安全なんてない、価値も安心も自分自身で生み出すもの...

 

冥王星

20年の間に、冥王星は乙女座から次のサインの天秤座へ。

こうやってみると他の天体たちは忙しく駆け回っているけど、

冥王星はものすごくゆったりとそれを眺めているようだ。

眺める場所は1961年の5ハウスから、1981年はMCにコンジャンクション、10ハウスへ移動している。

グレートコンジャンクションのサインと同じエレメントなのもおもしろくて、61年生まれの人たちが81年以降に社会に君臨してくような図式も思い描ける。

そんなに必至にならなくても時代は勝手に変わっていくし、流されてくのもありだけど、その犠牲や代償についても考えておきなさいよと。

サインのルーラーは乙女座/水星→魚座/海王星と、天秤座/金星→射手座/木星

土星はいつだってコツコツと努力し続けることを説いているけれど、暴走させるのは木星的なものなのかもしれない。

ぐずぐずした現状を打開するのには時に木星の力も必要だけど、我に返ったならばまたコツコツとやり残したことを学びなおしていくしかないのだ。

 

私はまだ世の中のことを何も知っちゃいない。

あらためて、冥王星山羊座期って

冥王星がもうすぐ再び水瓶座入りする前に、

冥王星山羊座期ってどんな時代だったのだろうかと、ふりかえってみる。

実はまた逆行して山羊座に戻るのだけど(9/2〜11/20)、

その頃は多分また前時代のように忙殺されてるんだろう...

そんなことの繰り返しももう終わりにして新しい時代へ。

 

で、時を遡って山羊座イングレスチャートへ。

ASC牡牛座でMC水瓶座とは、時代の流れを象徴してるようだね。

2000年のグレートコンジャンクションのサインがASCで、次のサインがMCだなんて、できすぎている...

あるいはそれに囚われすぎているのが、日本。

モノとか経済とか目先のものにこだわってみるけど、元手がないのを必至に自転車操業してるだけで、なかなか拡大しないのだ。

サクシーデントハウス同士でオポジションになっているけど、互いに繋がりを欠いているから循環しないし、何かが噛み合わないまま、人やお金が外に流れていく感じ。

一方メインストリームから外れたところで、新しい何かが次々と動き出す。

天王星海王星ミューチュアルリセプションも特徴的というか、今まで通りにいかない時代を感じさせる。

メインのあたふたしてる感じと、そこから離れ一見厭世的に見えるけど、実は社会の光も闇も知ってる人たちの、言うなれば格差。

そのどっちでもない私みたいなのもいれば、差は少なくても階層はたくさんあって、それらがどんどん噛み合わなくなっていくような。

 

「個が大事」とも言われ続けてたけど、北半球の天体は逆行で月がアイソレート。

必至に個を主張したくても、みんな違いすぎて望む評価を受け取ることはますます難しくなっていく。

でもその土台には、個人が自分自身を肯定し自分はこういう人間である、と認めることや、そう考えている人間だから相手に対しての評価はこう、という正当性や相互理解が必要なのだ。

 

みんな安心して暮らしたいし幸せを感じたいけど、そもそも少しずつ違うのかもしれないのに、お金だったり地位や名声だったり、同じものを求めてしまうと競争になる。

それぞれが本当に求めているものをちゃんと知ることで、譲り合うことも協力することもできるのに。

まぁそれだって、社会の中で揺さぶられて篩にかけられてようやく、自分に必要なものに気づくものなのかもしれないし、気づかなければ自ずと違う場所から離れていくことになるんだろう。

 

かくいう私だってようやくそう思えてきた。

5ハウスの月、手強かったな...

 

本当に価値あるものを見つけ出すのは、まだ遠い道のりなのかもしれないし、ぐるっと一周回ってようやく、足元に見つけ出すことができるのかもしれない。

 

 

そして、冥王星水瓶座へ...

ASCとDSCがくるっと逆転...なんかすごいバトンタッチ感!

当初は全然読めなかったけど、山羊座チャートふりかえったらしっくりくる。

そりゃそうだ、ASC=蠍座=冥王星
まず自分じゃないものの価値観を受け入れないことにはスタート地点に立てない。

なんだけど、5-6ハウスステリウム、5ハウス牡羊座太陽+木星とか「自分」を主張せずにいられない。

そして完全な自分でいたい月に、冥王星の洗礼がやってくる...

あるいはDSC上の天王星。社会からの評価を厳しく感じるほど、承認欲求が強い状態なんだろう。まだその先に行くには早い。

 

蠍座の副支配星は火星。「着火剤」みたいなこの天体は、最初のイングレスの時には8ハウス。双子座での逆行を終えて、第2ステージの蟹座に入っていく直前だった。

冥王星が再び水瓶座に入って約1ヶ月後、火星がコンジャンクションする。

ここでいよいよ「冥王星水瓶座期」らしさが表に出てくるんじゃないかなぁなんて思う。

金星と木星のミューチュアルリセプションがちょっと気になる。

いらなくなった価値観や善の押し付けをしないように、違和感を感じるならば自らのそれを行動によって変容させてくこと。

 

 

期待を裏切る役なのかもしれないけど、それもアリだな

中年の危機も半ばを過ぎたのに、なんだかますます風当たりが強く感じるこの頃。

あるいは、すっかり意気消沈していたのが元気が戻ってきたから、いよいよ正念場なのか?

それは水瓶座に移行する冥王星的なものの洗礼なのだろうか。

^ドラゴンテイル

月相のサイクルは逆行している?

何のことやら、また独自で勝手な研究を始めている。

これまでずっとホムペブログに月相ごとの星読みを書いてきたんだけど、
今年はどうもそれじゃおもしろくない、と、どう読むのがいいのか考えているところ。

今までの自分とはひと味違う人間になりたい、そのために苦手意識も克服していきたい。どうした私?

それだから普段はあまりしていない計画というものもちゃんと立ててみたいと思いつつ、スケジューリングについてはすでに行き詰まりかけていた。

去年から、一年の星の動きを表にまとめてみたりしているんだけど、それだけだとやっぱり点でしか追えない。

もっと全体を見て流れを掴む必要がありそうだ。

 

月のサイクルについては前からちょっとだけ気になっていたことがあるんだけど、これまでは一週間ごとに目の前にやってくる新月上弦の月・満月・下弦の月を追うので精一杯。

ただそれだとぐるぐる目まぐるしく揺さぶられている気持ちを追いかけてるに過ぎない。

ただでさえスケジューリングも目標を達成することも苦手なのに、このままじゃいつまで経っても不安感や不足感に苛まれているだけの人生。

月射手座はそれも織り込み済みで探求していきたいのかもしれないけど、なぜか山羊座新月が近づいている今ふと、願いを叶える力があると思ってもいいと考えたのだ。
山羊座の月はデトリメントだから、願いとか言わずに現実的な目標を掲げて計画的継続的に進むことも大事なんだと思うけど、それをやりつつももう少し楽しく生きたいというのが今の本音。

それであれば、もうちょっと現実的な月の使い方だってあるはずだ。

 

単純に「月に願えば叶う」なんて信じてるわけではないけど、願うならばそのくらいの信念を持つことも重要だ。もちろん、実際的な行動もしつつ。

何を願うかはさておき、この一年自分で人体実験もしつつ、検証してみようかなと思う。

 

せっかく星を読むなら、スケジューリングもそれに合わせてやってみるのもいいだろう。

2024年の天体カレンダーから月相を抜き出して一覧にしてみる。

冬至/下弦とかはまだ検証中だけど、四季と月相とを対応させてみるとわかりやすいかと思ってのこと。

モダリティで考えるのか、エレメントで捉えるのか、そんなことも今まで以上に意識しながら月のサイクルを実感していきたい。

冬至~ 下弦   春分~ 新月   夏至~ 上弦   秋分~ 満月
山羊座   牡羊座   蟹座   天秤座
12/27 満月_蟹座   3/25 満月_天秤座   6/22 満月_山羊座   9/25 下弦_蟹座
1/4 下弦_天秤座   4/2 下弦_山羊座   6/29 下弦_牡羊座   10/3 新月_天秤座
1/11 新月_山羊座   4/9 新月_牡羊座   7/6 新月_蟹座   10/11 上弦_山羊座
1/18 上弦_牡羊座   4/16 上弦_蟹座   7/14 上弦_天秤   10/17 満月_牡羊座_月蝕
水瓶座   牡牛座   7/21 満月②_山羊座   蠍座
1/26 満月_獅子座   4/24 満月_蠍座   獅子座   10/24 下弦_獅子座
2/3 下弦_蠍座   5/1 下弦_水瓶座   7/28 下弦_牡牛座   11/1 新月_蠍座
2/10 新月_水瓶座   5/8 新月_牡牛座   8/4 新月_獅子座   11/9 上弦_水瓶座
2/17 上弦_牡牛座   5/15 上弦_獅子座   8/13 上弦_蠍座   11/16 満月_牡牛座
魚座   双子座   8/20 満月_水瓶座   射手座
2/24 満月_乙女座   5/23 満月_射手座   乙女座   11/23 下弦_乙女座
3/4 下弦_射手座   5/31 下弦_魚座   8/26 下弦_双子座   12/1 新月_射手座
3/10 新月_魚座   6/6 新月_双子座   9/3 新月_乙女座   12/9 上弦_魚座
3/17 上弦_双子座   6/14 上弦_乙女座   9/11 上弦_射手座   12/15 満月_双子座
            9/18 満月_魚座      

これがちょっと不思議なんだなと思うんだけど、表題のこと。
例えば山羊座新月から始まったら同じサインで月が、上弦→満月→下弦と進むならばスッキリ理解しやすい。
なんだけれども実際の流れは、山羊座新月→下弦→満月→上弦なのだ。

もちろんその間に他のサインのサイクルが巡っているから全体としては流れの通りなのだけど、季節が逆行していくみたいで不思議な感覚を覚えると共に、なかなか想像が難しい。

 

というよりも、月は太陽の光を反射しているものだから、反対に進んでいるように見えても不思議はないのかもしれない。

ということはだよ?願望成就の秘訣に、叶った時のことをまるで本当のことのように実感するといい、っていうのはそういうことなのではないだろうか。

願った瞬間に、もう叶っているのだ。

それを現実にどう引き寄せてこれるか、なのだ。

月のサインによって得意分野というか、適切な願い事みたいなものもあるかもしれない。

例えば活動宮ならば何か物事を始めること、不動宮なら愛情や自信に関すること、柔軟宮なら成長や発展への願いを、火のエレメントなら直感的に、地エレなら恒久的に、風エレなら変化を望む時に、水エレならば感情的に満たされたいという願いに良さそうだ。

月を使って願望実現のプロになれたら、それも面白そう。

 

とはいえ現実化とは対極にある土星の役割であり、文字通り至極現実的であり、努力や継続という実際的な行動を伴うということも想像ができてくる。

それでもって木星支配の射手座に月がある私は、土星的なことに苦手意識を感じがちで、どこか非現実的な願いばかりしがちなくせに叶わないと嘆いていたようなところがあるかもしれず、そういうのにもう絶望していたところなのだ。

願いを明確にしながら、目標達成のための現実的な行動も起こしながら、時にふりかえり方向性を確認しながら、でもちょっとゲーム性も楽しみながら、願っていることを叶える力を身につけていきたい。

 

さぁさ、とりあえずは直近の山羊座新月

そもそものところだけど、まず計画倒れに終わらないことを願っておく。

そして、結果が見えてくるのは山羊座満月か?今年は2回ある!

その時にどんな気分でいたいのか、先取りしてイメージしておくのだ。

今年はひと味違う自分になる、とこれも2回言っておく。

木星の3年間〜2022-2025

もっと大きな視点と流れから星を読めるようになりたいなぁと思うこの頃。

ホロスコープばっかり眺めててもね、と思いながらも気になるのは読まねば。

視野は広げつつも、ホロスコープを読むことはしばらくは自主練な感じかもしれなくて、ただし星が動く毎に読むっていうよりは、大きな流れを捉える練習。

それと自分の星がどうシンクロしてるのか、捉えられたらいいなと思う。

 

で、木星にはだいたい流されっぱなしなのかもしれないんだけど、

昨日まで取り組んでいた2023年の振り返りと2024年の展望のワークで、

最後にひいたオラクルが「Being in the Flow」というカード。

流れに乗ってるんだけど、向かい風のように見えなくもなく、月は下弦なのだ。

希望に向かっているようでいて、流れに抵抗するような気持ちもあって、

何かを削ぎ落としていくような動きもある。

 

それまで悶々としていた私にも明らかに、2024年は違う流れを感じさせる。

そのまま乗っていきたいような、抵抗があるような、

ただ流されていくだけじゃ、必要な行動と経験ができないんじゃないか。

じゃぁ必要なことってなんだろうか、って、自分なりに導き出すために、

2022年の牡羊座入りから一足先に新しい流れに入った木星と、

ふりかえったり展望を検証してみるのもいいんじゃないかと思った次第。

 

ただし日記とか読み返すとまたキリがないから、
チャートを見ながら「今」感じることを。

 

イングレス直前に海王星コンジャンクション
魚座には火星もあって、ホームの牡羊座に意気揚々と帰還する直前。
新しい時代への期待が最高潮に高まっていた時なのかもしれない。

ただし、ASC蟹座/月→乙女座/水星→双子座で逆行。

冥王星もまだ水瓶座に入る直前で逆行中。

太陽と土星はスクエア。

新時代というにはまだ技術も整ってないし、
大体どんな世界にして行きたいのかというヴィジョンも定まってない。

この後木星は逆行してもう一度魚座に戻るのだ。

 

それでもって12/20に再び牡羊座に入る。

太陽射手座期の終わりで、もう先のイングレスの高揚感はないというか、
期待しちゃいけないなーという気分。...だったのは私だけかもしれないけど。

ASCは乙女座の27度でアリエスポイントではあるけど、
MC-IC軸も同じく27度でガッツリスクエア。

まだ残務処理がありそうな予感。双子座火星は逆行期間に入っている。

個人的には「学び直し」のテーマが色濃かったこの頃。
ただしコツコツ積み重ねることができたかどうか?

どちらかというと、牡羊座木星の期待に煽られることの方が多かった。

煽られてしまうと、積み重ねてきたものも倒しかねない...

 

そこからまたゆっくり時間をかけて、木星は牡牛座へ。

積み重ねてきたものが多ければ、今度はしっかり定着させることが必要なのだろうけど、さてどうだったか。

冥王星水瓶座に移動したところで篩にかけられていたとして、
積み重ねてきたはずのものがガラッと崩れてたのかもしれない牡牛座イングレス。

ASCは牡羊座。逆行の冥王星はまた山羊座に戻っていくから、
崩れちゃってたならもう一度積み直しだな。
ディスポジター火星はフォールの蟹座からもう少しで抜け出せるところ。
月は牡羊座キロンとコンジャンクションだけど、ここでループ。

自分の火星なのか、他者の火星(冥王星)なのか、
自分の欲望(火星/月)なのか、誰かの期待(木星/冥王星)なのか、ぐるぐると...

そうやって揺さぶられてく中で自分の軸を見つけ出すのが、牡牛座木星期。

 

さて、双子座に移動する頃には見つけ出せているんだろうか?

双子座の木星はデトリメント(障害)だから、
しっかりした基盤に軸を立てておかないと吹き飛ばされるよ。

 

吹き飛ばされるのか揺さぶられるのか...
アセンダントは再び蟹座に戻りつつ、前回の火星の場所と重なりつつ、
火星は牡羊座に帰還しカルミネート。

ディスポジターの月は山羊座でデトリメント、太陽ともインコンジャンクト。
...なんか、元旦の地震を象徴してるみたいだ。
土星魚座海王星がファイナルディスポジター、
魚座30度まで行きながら逆行して、牡羊座に行くのはまだ先、
冥王星もまだ水瓶座山羊座を行ったり来たりしつつ、

木星-太陽-金星に揺さぶりをかけてくる。
未来に期待するというよりも、今の自分のできる範囲での積み重ねがやはり鍵になってくるということ。

 

ここまで書いてふと、火星の2年と木星の12年のサイクルの重なりが気になって、ひたすら調べてみたのだ。
火星のサイクルの2年毎に会合があると考えたら、その間に木星は陽サインと陰サインを一つずつ通り過ぎ、それらを統合して次に行く、みたいな流れができるのだ。

あるいは火星が6周する頃に木星が1周してまた出合う。

その時には何かが完結してまた新しい何かが始まりそうな。

全く規則的にはならないところがまたおもしろい。
ざっくりと調べた一覧を貼り付けておく。

月日   サイン/度数 木星のサイン
1986 12/19 CJ 魚座15.30度 魚座
1991 6/15 CJ 獅子座11.17度 獅子座
         
         
1998 1/21 CJ 水瓶座26.30度 水瓶座
1998 11/7 OP 火星-乙女座18.10度 魚座
1999 5/31 OP 火星R-天秤座24.30度 牡羊座
2000 4/6 CJ 牡牛座10.20度 牡牛座
2001 2/19 OP 火星-射手座2.10度 双子座
2002 7/4 CJ 蟹座23.30度 蟹座
2003 5/9 OP 火星-水瓶座9.50度 獅子座
2003 11/21 OP 火星-魚座15.57度 乙女座
2004 9/27 CJ 天秤座0.20度 天秤座
2005 6/26 OP 火星-牡羊座9.30度 天秤座
2005 12/5 OP 火星R-牡牛座8.20度 蠍座
2006 1/15 OP 火星-牡牛座15.20度 蠍座
2006 12/12 CJ 射手座3.50度 射手座
2007 8/24 OP 火星-双子座10.20度 射手座
2007 12/27 OP 火星R-蟹座1.40度 山羊座
2008 4/23 OP 火星-蟹座22度 山羊座
2009 2/18 CJ 水瓶座10.10 水瓶座
2010 8/4 OP 火星-天秤座3.10度 牡羊座
2011 5/1 CJ 牡羊座22.20度 牡羊座
2012 10/28 OP 火星-射手座15.20度 双子座(逆行)
2013 7/22 CJ 蟹座6度 蟹座
2015 1/2 OP 火星-水瓶座21.40度 獅子座
2015 10/18 CJ 乙女座14.10度 乙女座
2017 2/28 OP 火星-牡羊座22.20度 天秤座
2018 1/7 CJ 蠍座17.50度 蠍座
2019 5/6 OP 双子座23.20度 射手座
2020 3/20 CJ 山羊座22.40度 山羊座
2021 7/29 OP 火星-獅子座29.50度 水瓶座
2022 5/30 CJ 牡羊座03.20度 牡羊座
2023 10/29 OP 火星-蠍座11.10度 牡牛座
2024 8/15 CJ 双子座16.40度 双子座
2026 1/10 OP 火星-山羊座20度 蟹座
2026 11/16 CJ 獅子座25.20度 獅子座
         
2033 12/1 CJ 水瓶座29.50度 水瓶座

 

なんでこんな中途半端なのかと言ったら、直前のサイクルを見て行ったらなぜかなかなか獅子座でのコンジャンクションがなくて、遡ること30年前の1991年でやっと発見。
そして2026年にようやく35年のブランクを経て、獅子座で火星と木星が出会うのだ。

獅子座の支配星・太陽と、火星、木星とは火のエレメントを構成する天体。

残る一つの太陽を補う獅子座で出合ったらすごく力強そうだけど、ここ30年というものその機会がなかったということ。

そしてもう一つが、木星が福祉は異性になる魚座での会合も、1986年以来見つからなくて、百歩譲って2033年水瓶座30度でのコンジャンクション魚座0度と見做してもいい気がするけれど、いずれにしてもそんな未来のことをどう読んでいいのかまだわからない。

今のところ魚座には海王星もあるし、支配星と副支配星が166年ぶりに魚座コンジャンクションするという動きもあったから、そんなに強調しなくてもいいのかもしれない。

 

話がズレた。とにかく、2022年、2023年、2024年というのは火星と木星のリズムがシンクロして進んでいるから、ここで足並みを揃えておけるといいんじゃないかという予測。もうあと一年しかないけど。

まぁ前回のサイクルもわりかし規則的で、ここでコツコツ積み重ねつつ飛躍した人も多かったんだろう。
私は明らかに乗り遅れてるから...ここでなんとか挽回したい。
何せ2026年はやっと獅子座でのコンジャンクションが巡ってくる。
あるいはリズムを取り戻さないとまたキツい感じになるだろうな。

とりあえずは今年の双子座コンジャンクションもソラリタ付近なので心してかかれ。

とまた個人的な解読に入ってしまったけど、風に吹き消されそうだった火エレメントらしさを取り戻す流れをあらためて感じているのだ。

燃え尽きたりいつの間にか消されてしまわないよう大事に進もう。

はじまりであり終わりであり〜ソラリタチャート見比べ。

ソーラーリターンの太陽のハウスが、約10年ごとに活動⇨不動⇨柔軟を移動してくって話から、本当にそうなのか検証してみた。

そこから、エジプトへ行ったサイクルと、今年のソラリタチャートのアセンダントのサインが一緒だったことに気づく。
ちょうど、エジプトへご一緒させてもらったメンバーたちと再会し、なんだか気になったので2つのチャートを見比べてみようと思う。

 

ソラリタチャートを出生地でとってたけど、
実はちょこちょことリロケーションしてたことにも改めて気づく。

ASC射手座というのも、リロケーションしたくなる一因だろうか。

 

2019年のASCはネイタル海王星の近く。

この年は木星が射手座にあってトランジット海王星とスクエアだ。
両方とも逆行なので、何かを見直したり方向転換したりっていう合図?
ソラリタは月回帰の直後でもある...
射手座にあった月と木星は、2023年にも揃って同じサインにある。

金星獅子座というのも共通点の一つで、2023の月と木星がある牡牛座のルーラー。

エジプト行った2020年1月は2019SRチャートの6ハウス対応、
双子座ダブルサインで天体なし。ルーラー水星は8ハウスカスプ。
8ハウスは3月、カウアイ島が変容のはじまりだったのだ。
今さらながら「破壊と再生」というテーマがここでも念押しされてたんだな。
月以外の個人天体がみんな8ハウス、個人天体の育て直しの始まり感。
この年は金星を意識してて、そういえば妙高でお会いした人からそんな話があった。

MCは天秤座だけど、金星はまだ不安定だなぁ。

 

おっと、2023年の金星は逆行。
そしてまた月以外の個人天体は9ハウスに集合。
カルミネートの火星と水星もオーブはあれどコンジャンクション

MCの支配星でドミサイル、乙女座水星も強調されてる。

妙高リトリートの12月に対応するのは5ハウス、
それとも微妙に4ハウス後半だとしたらキロンのあたり。

カスプを挟んで5ハウス側にはドラゴンヘッド

キロンは乙女座にも関連がありそうだし、牡羊座のルーラーは火星だ。

それでもってトランジット火星はネイタル金星のある場所。

「陰」強めの火星と金星を「陽」のそれと統合していくイメージ。

 

引きこもってたところからまた、リロケーションやらリトリートやらが定期的に入ってくる。

進まないところを無理に突破しようとしなくていいし、楽しむ気持ちを興味のあるものに向けたらいい。

旅の仲間もその都度変わっていっていい。

上がり下がりの波を小さくしつつ、下がりすぎないように足元固めつつ、心地良いリズムとペースとで進んで行ければいい。

 

 

 

双子座満月と『帝国ホテル建築物語』

双子座満月てことは、私の「月"逆"回帰」ももうすぐだなと思いつつ。

あ、昨日の月はまだ牡牛座だった。

と思って後ろを見たら双子座の月が出てたので、撮ってきた。

植物の影がいい感じ。

 

今回の月"逆”回帰のアセンダント山羊座だったんだけど、
ちょうど今年の山羊座の季節から、私の中で歴史小説ブームが始まった。
遡ればノンフィクション『空へ』(ジョン・クラカワー)からかな。

現実と物語の中の出来事がシンクロする感じは、『空へ』の感覚が近いかもしれない。
まぁ、ヒマラヤと近くの山(しかも遭難した訳ではない)、帝国ホテルと数ある新規開業ホテルの一つ、というので大きな差はあるとして...

本との出会い方は『ボタニカ』と近かったかもな。

本屋で気になりつつも、今すぐ読みたい訳じゃないんだよな〜と後回しにしてたんだけど、読みたい!という時期がやってきたのだ。

それが両方とも双子座の「月"逆"回帰」がやってくるときだった。

そして、モチーフになっている主役級の人物が揃って双子座なのだ。

ただの現実逃避といえばそうなのかもしれないけど、
過去の実体験なんかがこうして目の前のものに映し出されるというのは、
言葉にするのは難しい何かが昇華されていくようで、
やっぱり言葉にはできないんだけど、気持ちが高揚していく感じがする。

それそのものというよりも疑似体験に近いものではあるけれど、
いろんなことが走馬灯のように甦ってきて、

そんな体験ができていたことに今更ながら感謝の気持ちすら湧いてくる。

まぁ、開業にあたっては大変なこともありますよね、
帝国ホテルほどのドラマはなくっていいけれども、
平和になんて行きませんよね...

 

地の時代の終焉にそんな経験ができたことも巡り合わせだなぁと、
でも終わらせるべきものは終わらせなくちゃいけないんだよな。

「風の時代」っていうのもよくわかんないけど、
自分にとって大事なこと必要なものを守りながらも、
自分自身もあたらしい自分になっていかなくちゃいけない。

これまでの価値観とか社会通念とか常識とか、
自分自身の固定観念や思い込みや考え方の偏りや癖から、
自由になってもっとのびのびと生きていけるようになりたい。

でも個人天体に「風」のない私は、それってどういうものなのかと悩みがち。

 

双子座の登場人物たちに学ぶことはできるだろうか?

ヒントを求めて、フランク・ロイド・ライトと遠藤新のホロスコープを読んでみようか。

とはいえ物語に登場するのは彼らの人生のほんの一部なわけだから、その年の誕生日のプログレスとソーラーアークで見てみよう。

ちょうどさっきの月がライトの太陽と同じ双子座17度だった。
小説読み終わって色々調べていると、
ライト館100周年ということで様々な催しがされている様子。

artexhibition.jp

豊田市美術館はしかも、ライト館を明治村に移築した功労者 谷口吉郎の子息、谷口吉生の建築。それでもって建物の雰囲気が好きでよく行ってた「土門拳記念館」の建築家でもある。明治村も当然ながらライト館にフィーチャー。行きたくってうずうず。

それはともかく、上記の展覧会レビューで気になったのが、思想の根底に「フレーベル教育」の影響があるという点。

「フレーベル」と聞くと「あん○んまん」を思い出しちゃうのは、日本の教育が産業化されて間違った方向に行ってしまったことを示唆していて皮肉なんだけど、本来のフレーベル教育ってどんなものだったのか、調べてみると興味深い。

その中でも「恩物」と言われる積み木のようなおもちゃが、のちの建築につながっていったと考えるのは、とても双子座=水星っぽいあり方だなぁと思う。
こういうと誤解を招く雑な言い方だけど、遊びがそのまま仕事になったというか。

simplife150.com

あぁでも牧野富太郎もそうだなぁ。好きなことがそのまま仕事につながっていく。

周囲に理解されまいが反発されようが気にせずに、自分がこうだと思うことに突き進む。というよりもとにかく無我夢中なのだ。

そんな仕事ができることがうらやましいなと思う。

でも規模が大きくなるほど一人でできるものでも遊びでできるものでもなくなってく。

まして誰かのためや組織のため、さらにホテルという大勢の宿泊客の安全も預かるような場所では、独創性やこだわりだけを押し通すようなこともできないのだ。

ライトの月は水星が支配するもう一つのサイン「乙女座」にある。

出生時間不明のチャートだからどちらかに寄る可能性が大きいのだけど、
太陽とのスクエア、魚座木星とのオポジションという、
Tスクエアになるかならないかの微妙な位置関係。

もう一つくっきりしたTスクエアがある。
ドミサイルの牡牛座金星と蠍座土星オポジションに、獅子座の火星が絡む。
金星の横には冥王星...

アメリカでの名声に影を落としたスキャンダル、それがあったからこそ日本で帝国ホテルに携わることになったけれど苦難と不運の連続だったこと、それでも逆境をバネにし続けていたのか、それとも頑なに自分の為すべき仕事に閉じこもっていたのか、金星の傍にある冥王星がいつもそれを問い続けている。

依頼から10年という長い歳月と膨大な予算オーバーを持ってしても、なかなか完成に漕ぎ着けられない帝国ホテル。最後には経営陣が剛を煮やしてライト解雇となる。

依頼を受けたのがチャートの10年前としたら、プログレスの太陽がちょうど獅子座に入る頃。

地に落ちたライトの名声に再び脚光を浴びせたい、それはライト本人の願いというよりも、ライトの本質的な才能に光を見出した日本人の想いであった。

そうなのだ、自分の価値の横にいつも他者の価値がつきまとい、向かおうとする先には困難が立ちはだかる。

それは心地良いものではないけれど、自分の価値観を表現することで抜きん出ることのできる獅子座の火星で戦い突破し続けてきた。
心の底に乙女座の月を持っているからこそ、自分にできうる限り最高の技能を使って他者の役に立ちたいのだと願ってきた。

 

金星と並びファイナルディスポジターでドミサイルの水星がノーアスペクト

日本建築の本質的な美を見出し、西洋建築の技術を使いながらも、誰にも真似できない方法で唯一無二の美しい建物を生み出すことのできる類まれな才能を持っていた。

だけどそこに大勢の思惑や制限や条件が混じってくると、彼が本来求めていた純粋性が損なわれていく。その不安や焦りが完璧主義に走らせる。

強い想いはあるけれども予算は少ないという、日本で言えば自由学園の建物や個人の住宅では、短い工期や予算内で素晴らしい建物を設計することもできていたのだ。

 

ライトは竣工の一年前に解雇されている。
というよりも、ライトがいたらば完成まであと何年かかったか...
天秤座にある土星は完全な美を求めてまだまだ完成を許さなかっただろう。

竣工の年にはトランジットの木星がネイタル土星コンジャンクション

そして20年かけてネイタル太陽・水星・天王星とコンタクトをとり続けてきたソーラーアーク冥王星が、天王星を離れていった。
本来は読まないけど、ソーラーアーク天王星も獅子座を抜けて乙女座へ。
ライトが生み出したものではあるけれど、いずれは彼の手を離れるべき運命、そのタイミングは彼が決められるものではなかったのだ。

ライトにとっての冥王星的なものとはなんだったんだろう?
強烈に惹かれた日本的な価値観もそうだったのかもしれないし、
それを取り入れたライトの建築に惹かれた日本人の強い願いだったのかもしれないし、
もっと言えばライトの思想の根幹となったフレーベル教育なのかもしれない。
冥王星は「他者」の価値観なんてものを超えた、自然的なものに価値を感じる力でもあり、それを受け入れること、例えば運命に身を任せることも意味しているんじゃないか。

他人に認められなくても悲惨な目に遭っても、それでも己の価値観を貫くのか、そんなことをずっと問われ続けた人生だったのだろうか。

ただ内省的な心境に陥るのではなく、太陽の後押しを得て水星の力を存分に発揮できたのは、双子座=風的な力を正しい方向に使えていたんだろうな。

 

それでも何がここまでさせたのかって言ったら、やっぱり冥王星なのかもしれない。
ネイタル冥王星は本来の座の対極にあるからこそ、過酷な状況を生み出しやすい。

時代も激動。帝国ホテルは建築中に何度も厄災に見舞われた。
それはライトの冥王星が効いていたのかというと、そうかもしれないけど、逆にライトが携わっていたからこそ生き延びることができたのも事実。

日本で初めて採用された工法により、関東大震災からも倒壊を免れたのだ。

この日のチャートまで持ち出すと、サクッと読もうと思ったのに全然終わらない...

でも気になる。水のグランドトラインに牡牛座の月がカイト。乙女座の太陽と金星...

ライトは木星土星天王星の水グランドトラインを持っていて、牡牛座の金星と乙女座の月。

ライト悲願の帝国ホテル竣工の日、金星ー月のミューチュアルリセプションがそれを祝福しているようでもあるけれど、彼はその場にいることができなかった。

いや、そのまま日本にいたらやっぱり完成しておらず、そこに関東大震災が重なれば資金面で打ち切りになってしまったかもしれない。

グランドトラインの想いの強さは、細部にこだわることに向けられるのではなくて、震災に耐え得るような建物を建てたことへの評価にとって代わられた。

あるいは依頼主や助手、そして職人ら幾人かは、ライトの本質を見抜き成し遂げたかったことを理解し、その業績を称賛してくれていた。

生みの親にしかわからないこだわりや苦悩はさておき、すでに多くの人の手によって育てられてきたことをライト自身も自覚し、自ら手放して完成させる必要があったのだ。

 

当初からライトを支え引き継いだのが遠藤新。

ライトと同じ双子座の太陽と牡牛座の金星を持つ。
火星も双子座。水星は双子座を抜け蟹座へ入ったところ。
月はおそらく蟹座でドミサイル。

田舎から東京へ出てきて訛りを馬鹿にされたエピソードや、学生時代に東京駅舎を批判する論文を寄稿するなど、この辺の個人天体をよく表しているなぁと感じる。

獅子座の土星も、自分を表現することには難しさを感じつつも、内に熱いものを秘め、いざという時には言わずにいられない。

天王星が太陽とトラインなので、つい批判的になってしまうところが玉に瑕。

あるいはフォールの山羊座土星。自分の立場を弁えずに大きなことを言ってしまう。

けれどその中でも自分が価値を見出したものの元で働ける幸運を手にする。

双子座には火星があり、ライトの太陽と2度差でコンジャンクション

太陽とのコンジャンクションは、コンバストでもある。
圧倒的な光を放つライトの影でその影響を大いに受けながら、自分を主張することも忘れとにかく必死に食らいついていこうという時代があったのだろう。
最後には矢面に立つことにもなり、自分自身の身に起こった辛い体験も併せて乗り越えてきた。プログレスの月は乙女座から天秤座へ...それは自立の第一歩となっていく。

遠藤はこの時まだ34歳!中年の危機を先取りしたかのような太陽期を、生き抜いてきたのだなぁ。

月とオポジション木星回帰前に、かなりスパルタな方法で自らの器を広げていった感じ。

 

それは獅子座の土星の仕業なんですかね?
私同じところに水星があるんですけど...

思ったよりも数倍長くなってしまったのは、他人様の人生をちゃちゃっと読もうなんて甘い、という土星からのお叱りでしょうか...

あと数年で土星ハーフリターン。いつまでも中年の危機だからってぐずぐずしていられないよと、昨日も言われたところ...

自分に籠るのではなく、理想主義と言われようとも、もう少し外の可能性に開いていこうと思う。