Astro-note

探索用星読みノート。過去現在未来と限りないホロスコープの宇宙を彷徨います。

蠍座で火星と太陽がコンジャンクション

ネイタルでASCを挟むバイアコンバスタ期間(天秤座15度〜蠍座15度)は毎年なかなか激動だけど、今年は特に激しかったような気がしている。

いや、毎年の反省が活きていないだけか?

でもちょっと気になったのが、蠍座での火星-太陽コンジャンクション

2年で一周する火星と太陽の同じサインでの会合はなかなか起こらないんじゃなかろうか?しかも火星は蠍座の支配星。

わかりやすいところでは、新月と2度の差でコンジャンクションしてたし、2日後には水瓶座上弦の月だし、わざわざこっちを読むまでもないんだろうけれど、ちょっと調べてみようと思い立つ。

 

手元の『火星サイクル手帳』の「火星運行表」で火星蠍座期間をチェック。

とりあえず私の火星年齢期の分だけ。

●2017/12/10〜2018/1/26

●2019/11/19〜2020/1/3

●2021/10/30〜12/13

●2023/10/12〜11/24 ※

●2025/9/22〜11/4

やっぱり太陽蠍座期間10/23〜11/22頃とまるまる重なるのは2023だけ。

で、『火星サイクル手帳』にも太陽コンジャンクションの日付が書いてあった。

しかも「25°」というのまで記してくれている。

これを見てからチャートを出せばよかったのに、適当に始めてやっと調整できた。

ASC牡羊座=チャートルーラー火星、やっぱりちゃんと見てみる必要...

本来の自分自身、本来の火星力みたいなものを思い出さなきゃ。

 

太陽=火星は海王星とトライン、それを象徴するように、

犠牲的なあり方に容易に流されてしまいそうな蠍座シーズン。

 

木星のノーアスペクトも気になる。

そういえば太陽-火星-木星は「火」サインと「水」サインの支配星。

ただし現代では蠍座は「冥王星」、魚座は「海王星」が支配星になっている。

ということは、自分の「火」はより大きな流れに飲み込まれやすいってこと。

本当は「太陽」が自己の中心、そう意識できていたら消されるわけがないんだけど、

冥王星(他者の価値観)と海王星(他者の期待)に飲み込まれ、

コントロール不可能になった火星と木星は暴走し始める...

 

流れを断ち切るのが土星とのスクエア。

その価値観は本当に自分のもの?誰かの期待に乗せられてるんじゃないの?

自分に価値がないから相手のためにがんばるとか、

自分の力を感じたいから相手をコントロールするとか、

やらなくてもいいことをしてないか?

相手に期待をかけることも、自己犠牲もやめよう。

 

まぁでももしかしたら、一回そういうのをとことんやってみたら?

っていう、2023年蠍座期だったのかもしれない。

苦手なものは苦手でも、苦手なままにしといたら、いつかそこでつまづくんだ。

だいたい私、ネイタルホロスコープの反対側に天体がない。

ハウスの偏りはほぼ逆になるから、補いあっていなくもない、

うまく使えればバランスがいいのかもしれないけれど、

ネガティブなほうに偏りがちなのは牡牛座-蠍座/2-8ハウスラインだろう。

まさに今回のチャートの位置。

天体がなくはないけど、うまく使いこなせない場所。

 

自分の力だけではどうにもならない、他人の力を借りること。

あるいは、他人のためや自分以外のもののために自分の力を使ってみること。

そうすることで、自分の意外な能力に気づける方法かもしれない。

自分ではできると思っていなかったことが、できてしまうのかもしれない。

頼まれたら、引き受けてみる。

言われた通りに、やってみる...?

それは、すごく抵抗のある言葉だけど、

反対に「できる」と思ってることや自分が得意だと思っている方法こそ、

枠や型にはまってしまっているのかも。

そういう言葉、すごく嫌いだったはずだ。

でも自分自身でいつの間にか作り上げてしまった枠や型を壊すには、

それが本当に自分の価値観なのか、自分のスタイルなのか、疑ってみる必要がある。

他人が疎ましくなったり、逆に羨ましくなったりしてきたら、

自分の在り方ややり方に不満が出てきているのかもしれない。

そこで間違ってさらに自分に固執してしまうと、

強制的な「破壊と再生」を体験するようなことになるんだろう。

 

大げさかもしれないけど今回はそういう意味で本気で「死」を感じた。

過労死ってこうやってしてしまうのかも、という、寸前のところ。

もう心も身体も限界なのに、やらなきゃって自分を追い詰めていた。

幸い、いろんなサインを感じて、自分を大事にするほうに、

方向転換をすることができた。

また同じ過ちを繰り返さないように、

自分の価値観をしっかり見つめ直さなくてはいけないんだろう。